絵描きでアーティストである井上純くんに描いてもらった柄の箒が完成しました!
「ホッケーホーキをベースに井上純に絵を描いてもらうのはどうだろう?!」
と熊本のOPENSTUDIOの職人、高光太郎くんのアイデアから成り立った
バリカンズ特製のホウキが完成です。
実用的な箒であるけれど、
飾るべき絵画のような『作品』なのではないか?
という代物Death。
実はこの制作に実は長い年月がかかっており.......。
太郎君と店主はこのアイデアを思いついた時に盛り上がり、
早速気軽な気持ちで純を誘ってしまってたんです。
既に3年も前のこと。純に声掛けしたのだけど、
すぐには返答をもらえませんでした。
1年が経ち、純もアートワークが落ち着いたタイミングだったみたいで
純の方から「やろうよ!」と1年越しの返事がもらえました。
半ば諦めてた店主は「よし!」ってことで、
太郎君に準備を依頼しました。
オープンスタジオは白木の柄をキャンバスと見立て箒を編んでくれ、
それを純のアトリエに送り込んでもらいました。
それがちょうど2年前。
純に「好きに描いて欲しい」と彼のスタイルを踏まえて
お願いしたつもりでした。
特に締め切りもなく、ただただ、純からの出来上がりを待っていたのだけど、
なかなか連絡は来なくてはじめは心配しました。
「純、忘れてるんじゃないのか?!」と不安にもよぎりました。
ホウキという細い柄に対して、純らしい”絵を描くこと”は、
彼をとても悩ませていることを依頼主の自分達は全く解ってなかったのです。
時は経っていき、純自身は、きっとアイデアが閃くのを待ち続け、
やっとのこと身体が動いたのかもしれません。
半ば、このプロジェクトも忘れかけていた先日、純から連絡が.....。
「お待たせ〜!出来上がったよー。送るねー。」
といつもの純らしい声のトーンでやってきました。
描く際に下敷きに使っていたと思われる、
様々な色のインク痕が目立つ大きなダンボールが我が作業場に届きました。
一目で純の荷物だと解ります。
そのダンボールを開け放った途端に、
マジでにぶったまげました。
「うっ美しい!!」
想像以上の仕上がりに吃驚仰天。
純の初期の作品(出会った頃によく見ていた作品)を彷彿させる
色あざやかな色づかいは
南国の海の中をシュノーケルで眺めているような気分に浸れます。
星空のような絵柄も見ていて気持ちが良くなります。
「使わずに壁にかけて飾っていたい!」
なんて思ってしまうくらいの出来栄えです。
井上純くんから一言
「手強かった点は、画面が超細長だったのと、立体的なところ。
ストロークがある線を描こうと思っても一瞬で終わる。。
良い表現ができても、まだ裏っ側もある。。など。
掃除するのが楽しくなるような箒にしたかったので、
思いっきり派手にハッピーなカラーリングで制作させてもらいました。」
高光太郎君から一言
「ホッケーホウキって、レアな柄の物が格好良いけど、
なかなかないな〜と。だったら、作ったらいいじゃん!
と、単純な理由でお願いしちゃった訳であります。」
この箒という形の作品を販売したいと思います。
作品は全部で12点。
一つ一つ全て絵柄が違います。井上純が1点ずつ自由な発想力で描いてくれています。
彼の色彩豊かで鮮やかな色彩センスと線のタッチに繊細さを感じます。物によっては
彼の書道やグラフィティで養った筆使いが垣間見れます。
わかりづらくて大変恐縮ですが、左から順番に並べてた数字にさせていただきます。
1枚目の集合写真左から1(青紐)、2(赤紐)、3(赤紐)、4(黄紐)
2枚目の集合写真左からA(黄紐)、B(赤紐)、C(オレンジ紐)、D(赤紐)
3枚目の集合写真左からい(黄紐)、ろ(オレンジ紐)、は(水色紐)、に(黒紐)
(わかりづらくて申し訳ありません。よく確認されてからご注文願います!)
サイズ100CM
注意)ホウキは基本的に壁にかけて保管するのがベストです。
壁に立てかけたりすると、箒草が曲がってしまい
使い難くなってしまいます。
33,000円(税込)
VALLICANSとは、アタマを刈り上げる理容器具、和製仏語「バリカン」から名付けた屋号である。 本来はフランスの製作所「Barriquand et Marre」という製作所の理髪器具が日本に輸入されてきた当時に、ローマ字呼びで名付けられたのが「バリカン」の始まりなのだそうだが、そのスペルをそのまま採用するのはカッコ悪いと、アメリカンチックな当て字に変更したのが「VALLICANS」と命名した由来である。
当初、「アタマを刈り上げた輩が稲も刈り取る”農園芸刈込集団」という駄洒落的コンセプトから始まり、実際にお揃いのチームウエアを着込み、コンバインを操縦してみたり、都会の街でのゲリラガーデニングを行って来たが、結局のところ、頭を刈り上げた面白いキャラクター性を持ち合わせた個性ある人々が集まった
ただ、「アタマを刈り上げた輩の呑みの集団」なのであった。
でもそれだけじゃあ折角の特色ある仲間うちが集まっても意味が無いと、様々な職種の人間が所属するバリカンズの仲間内で、一緒にクリエイティブな仕事を共有する事も多くなりつつある今、言わば“フリーの労働協同組合”と名乗った方がふさわしいのではないか!という事に気付いたのだ。
ならば、我々VALLICANSのメンバーそれぞれの職を活かした技術や、センス、感覚をカタチにしたプロダクトを世に送り出す“へうげた”バリカンズ的SELECT SHOPをOPENする事と成り候!
その名も「HOMECENTER VALLICANS」である。
ホームセンターみたいに、様々な暮らしの道具をちょこちょこ揃えていく予定であります。荒物屋さんの方が近いのかな?
HOMECENTER VALLICANSを今後とも夜露志九お願い致し候!
店主 新田丘部