ずっと作りたいな〜と思っていたバリカンズ独自の半纏、
やっとのこと完成いたしました。
スタイリスト時代の愛弟子でもある、
岡正己君からの影響もあって、日本的ファッションに目覚めました。
今は亡きバリカンズのボス、泰三さんからの昭和カルチャーの影響も重なって、
鯉口シャツから始まり、家紋にも興味が出て、
井上純にデザインしてもらった刈マークはバリカンズの象徴的アイコンにもなりました。
そこから、HARVESTA!HABICOLのボンデッジニッカパンツに繋がります。
あれは、庭師の乗馬ズボンの現代版的解釈。
庭師の格好はとても日本的な作業着であることに気が付き、
HARVESTA!のアイテムは庭師のスタイルを意識した現代版的作業着のつもりです。
そんなHARVESTA!のニッカパンツの上着として(も)日常着としても、
普段着として独自の半纏を羽織りたいとは常々思っていて、
やっと作るに至りました。
岩手県は花巻市の伊藤染工場を見つけて、
製作をお願いすることになりました。
染め専門の職人さんに作ってもらった反応染の半纏です。
腰柄はメッセンジャーバッグメーカー、レジスタントの鎖デザインを施し、
襟は黒に染め上げ、刈紋を。
背紋も敢えて、小さくしました。
袖裏にはバリカンズ手拭いをあつらえていただき、より独自感を出しました。
サイズ
M 身幅66 身丈80袖幅35袖付30袖口26
L 身幅68 身丈82袖幅36袖付30袖口26
XL 身幅70 身丈85袖幅38袖付30袖口26
店主 身長178cm69kg 痩せ型でLサイズです。XLだと少し大きいと感じました。
25,300円(税込)
VALLICANSとは、アタマを刈り上げる理容器具、和製仏語「バリカン」から名付けた屋号である。 本来はフランスの製作所「Barriquand et Marre」という製作所の理髪器具が日本に輸入されてきた当時に、ローマ字呼びで名付けられたのが「バリカン」の始まりなのだそうだが、そのスペルをそのまま採用するのはカッコ悪いと、アメリカンチックな当て字に変更したのが「VALLICANS」と命名した由来である。
当初、「アタマを刈り上げた輩が稲も刈り取る”農園芸刈込集団」という駄洒落的コンセプトから始まり、実際にお揃いのチームウエアを着込み、コンバインを操縦してみたり、都会の街でのゲリラガーデニングを行って来たが、結局のところ、頭を刈り上げた面白いキャラクター性を持ち合わせた個性ある人々が集まった
ただ、「アタマを刈り上げた輩の呑みの集団」なのであった。
でもそれだけじゃあ折角の特色ある仲間うちが集まっても意味が無いと、様々な職種の人間が所属するバリカンズの仲間内で、一緒にクリエイティブな仕事を共有する事も多くなりつつある今、言わば“フリーの労働協同組合”と名乗った方がふさわしいのではないか!という事に気付いたのだ。
ならば、我々VALLICANSのメンバーそれぞれの職を活かした技術や、センス、感覚をカタチにしたプロダクトを世に送り出す“へうげた”バリカンズ的SELECT SHOPをOPENする事と成り候!
その名も「HOMECENTER VALLICANS」である。
ホームセンターみたいに、様々な暮らしの道具をちょこちょこ揃えていく予定であります。荒物屋さんの方が近いのかな?
HOMECENTER VALLICANSを今後とも夜露志九お願い致し候!
店主 新田丘部