店主お気に入りの斬れ過ぎちゃう斬れ心地なので、また入荷いたしたし候(2021/02/27)
神戸の老舗セレクトショップ「乱痴気」が関わっている、
地元兵庫の伝統工芸を世に広める活動「じばさん」に参加させてもらった事で
知り合う事が出来た、兵庫県小野市に所在する多鹿治夫鋏製作所。
そこで前橋バリカンズの岡正己が、へうげにも程がある「剪定バリカン」
なるものを無理言って作ってもらったことが繋がったきっかけであり候。
その4代目大輔君が作っているのが、新しいプロダクト「TAjiKA」の古いようで新しい、
ハサミで候。
店主も愛用しており、とんでもない切れ味に感動。「TAjiKA」 のコンセプトにもある、
まさに「置いておいても存在感のあるモノ」であり候。
紙の切れ味は勿論、花を摘む事にも適しており早老。
真面目にいままで使ってきた鋏でここまで切れ味のあるモノは存在しないと思い早漏。
カッターと鋏の中間ぐらいの丁度いい切れ味。また手に持った時の重みが良い安定感をもたせてくれます。
この日本的なプロダクトを自分の机のペン立てに差し込んでいる佇まいが僕はなんとも好きに候。
ちなみに、我が農園芸作業着「HARVESTA!HABICOL」のデザインロゴは、
多鹿のこの鋏からイメージして、清水将司氏にデザインしてもらったものである。
多少高価な鋏ではあるが、日本の手工芸を日本人自らが惚れ込んで使って行く事が、
我々日本人の「これから」なのであると確信しており候。
ハサミ 大「HOUSEHOLDSCISSORS」
SIZE 18cm 80g
7500円(税別)
TAjiKA
兵庫県小野市で4代に続き、ハサミを作り続けている「多鹿治夫鋏製作所」の4代目、多鹿大輔君の新しい手工業PRODUCT
彼の新しい鋏デザインを自らの手で生産している若き担い手の鋏ブランドである。
「TAjiKA」のHPはこちら
9,350円(税込)
VALLICANSとは、アタマを刈り上げる理容器具、和製仏語「バリカン」から名付けた屋号である。 本来はフランスの製作所「Barriquand et Marre」という製作所の理髪器具が日本に輸入されてきた当時に、ローマ字呼びで名付けられたのが「バリカン」の始まりなのだそうだが、そのスペルをそのまま採用するのはカッコ悪いと、アメリカンチックな当て字に変更したのが「VALLICANS」と命名した由来である。
当初、「アタマを刈り上げた輩が稲も刈り取る”農園芸刈込集団」という駄洒落的コンセプトから始まり、実際にお揃いのチームウエアを着込み、コンバインを操縦してみたり、都会の街でのゲリラガーデニングを行って来たが、結局のところ、頭を刈り上げた面白いキャラクター性を持ち合わせた個性ある人々が集まった
ただ、「アタマを刈り上げた輩の呑みの集団」なのであった。
でもそれだけじゃあ折角の特色ある仲間うちが集まっても意味が無いと、様々な職種の人間が所属するバリカンズの仲間内で、一緒にクリエイティブな仕事を共有する事も多くなりつつある今、言わば“フリーの労働協同組合”と名乗った方がふさわしいのではないか!という事に気付いたのだ。
ならば、我々VALLICANSのメンバーそれぞれの職を活かした技術や、センス、感覚をカタチにしたプロダクトを世に送り出す“へうげた”バリカンズ的SELECT SHOPをOPENする事と成り候!
その名も「HOMECENTER VALLICANS」である。
ホームセンターみたいに、様々な暮らしの道具をちょこちょこ揃えていく予定であります。荒物屋さんの方が近いのかな?
HOMECENTER VALLICANSを今後とも夜露志九お願い致し候!
店主 新田丘部