山桜の一枚樹皮で編まれた大変珍しいカゴになります。
小中大の3サイズを入手しました。
SIZE:
小サイズ幅280×奥行265×高さ110
底部幅190×奥行120
中サイズ:幅385×奥行380×高さ210
底部幅250×奥行210
大サイズ:幅410mm×奥行400mm×高さ310
底部幅300mm×奥行250m
北東北の山域の民族資料館に出向くと、
当時の山の民の生活道具として展示してあったりするけれど
世の中では中々出回っているものではない、
とても珍しいスタイルの籠です。
胡桃の一枚樹皮でカゴを作っている若い作家さんは
現在もいらっしゃるみたいだけど
山桜の一枚樹皮はとても珍しいものです。
メイン樹皮は山桜。
磨けば磨くほどに艶が出てきそうな樹皮を
大胆に使って作られています。
樹皮もだけど、このカゴの最大的特徴は
編まれている縄がシナ縄なことなんです。
推測ですが、きっと縁もシナの内皮を採取した後の芯材かと思われます。
現在、シナの樹皮で編まれた「縄」は製品として存在していないもようです。
新潟県と山形県の山深い県境付近では、日本三大古代布の一つである
「羽越しな布」としてシナを素材として使った
伝統工芸品が作られているくらいでしか残っていないんです。
東北地方では縄文時代から使われてきたシナという素材で作った
縄で編まれているカゴとしてとても価値あるものでは無いでしょうか?
磨けば磨くほど、樺細工の茶筒のように光沢が増し
育てがいのあるカゴかと思われます。
シナの縄を使っている点で
大変価値のあるディテールかと思われます。
素材:山桜の樹皮、シナ縄
産地:岩手県遠野市内のどこかで作られたもの。
作り手は不明。骨董ではないがそれなりに以前作られたもの。
注意点があります。小と中の底部がタコ紐で補修されていたので、
友人の編細工作家にお願いをしてシナ縄で編み直していただきました。
よって、『骨董的古いカゴを地元民が近年補修したモノ』
と判断するのが正しいかと思われます。
山桜の樹皮とは?>
日本において古くから伝統工芸や民間薬として深く親しまれ、利用されてきた非常に貴重な天然素材です。特に秋田県角館の樺細工が世界的にも有名。
山桜の樹皮は湿気や乾燥に強く、非常に丈夫な性質を持っています。
このため、古くから茶筒、茶托、文箱などに重宝されてきました。
日々手で触れることで光沢が増し、山桜特有の深い色艶と渋みのある味わいが生まれます。
シナ縄とは?>
縄文時代までさかのぼる日本最古の繊維技術の一つ。
シナノキ(オオバボダイジュ)の樹皮から採れる強靭な植物繊維を撚って作った、
日本に古くから伝わる自然素材の縄。
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山桜の樹皮で作られた一枚皮の籠
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